居合道は、鞘から刀を抜き放ち仮想の敵を斬ることを主な稽古とした古武道です。単調な稽古のようですが、身体全体を使った動きであり、業の多様性から奥の深い古武道です。
居合道には様々な流派が存在します。私たちの無雙直傳英信流は、江戸時代の長谷川英信を開祖として、土佐および信州で継承されていました。
無雙直傳英信流の業
○正座の部
一本目「前」 二本目「右」 三本目「左」 四本目「後」 五本目「八重垣」 六本目「受流」 七本目「介錯」 八本目「 附 込」 九本目「月影」 十本目「追風」 十一本目「抜打」
○立膝の部
一本目「横雲」 二本目「虎一足」 三本目「稲妻」 四本目「浮雲」 五本目「颪」 六本目「岩浪」 七本目「鱗返」 八本目「浪返」 九本目「滝落」 十本目「真向」
○奥居合 居業の部
一本目「霞」 二本目「脛囲」 三本目「戸詰」 四本目「戸脇」 五本目「四方切」 六本目「棚下」 七本目「両詰」 八本目「虎走」
○奥居合 立業の部
一本目「行連」 二本目「連立」 三本目「惣捲」 四本目「惣止」 五本目「信夫(夜太刀)」 六本目「行違」 七本目「袖摺返」 八本目「門入」 九本目「壁添」 十本目「受流」 十一本目「暇乞(其の一)」 十二本目「暇乞(其の二)」 十三本目「暇乞(其の三)」
○奥居合 番外(隠し業)
一本目「速浪」 二本目「雷電」 三本目「迅雷」 四本目「四方切(悪魔払)」
○大日本抜刀法 基本の形
一本目「順刀 其の一」 二本目「順刀 其の二」 三本目「追撃刀」 四本目「斜刀」 五本目「四方刀 其の一」 六本目「四方刀 其の二」 七本目「斬突刀」
○大日本抜刀法 奥の形
一本目「前敵逆刀」 二本目「多敵刀」 三本目「後敵逆刀(後敵切上)」 四本目「後敵抜打(後敵順刀)」